25.07.23
Category: 大倉山保育園

3歳児クラスのいちご組では5月から7月にかけて蚕の飼育を楽しみました。
卵の状態から飼育を始めたので虫が苦手な子も徐々に愛着を覚えて観察を楽しみました。
飼育を始めて蚕が大きくなってきた頃に、餌を人口餌から桑の葉に切り替えました。
散歩先で桑の葉を見つけて園に持ち帰り、きれいに洗って水気を取る作業も自分たちでやってみました。
もりもり食べる様子を見てみんなとっても嬉しそうです。虫眼鏡で細部を細かに観察する子もいました。
「ふわふわー」「さわるとかたい!」子どもたちも初めての感触を楽しんでいました。
しばらくすると繭の中から蚕蛾がでてきました。すぐに交尾、産卵が始まります。
卵を見ていた一人の子が「これいちごぐみにきたときのたまごといっしょだ」ということに気付き蚕の絵本を出してきてその一生が描かれたページを開きじいっと見入っていました。
「これがこうなって、こうなって、いまこれ…、で、またこれになる…」
「ぐるぐるまわるってこと!?」
命のサイクルを知った瞬間でした。
生き物の飼育は子どもたちに様々な気付きや発見をもたらしてくれます。
飼育活動の最後に繭から生糸をとりました。
「ほんとうにいととれるかな?」と半信半疑な子どもたちでしたが糸車に巻かれていく生糸に大喜びでした。
取れた生糸を指で触れる時の子どもたちの目の輝きが印象的でした!